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〈ドラッグストア2019年5月のインバウンド消費調査〉
ベルばらの「オスカル密着マスク」が初ランクイン
~購買件数は減少するも、一人あたりの単価はアップ~

データマーケティングの株式会社True Data (トゥルーデータ/本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之) は、全国ドラッグストアのPOSデータによる2019年5月のインバウンド消費動向調査を発表します。日本政府観光局(JNTO)の発表によると、5月の訪日外国人数は前年同月比 3.7%増の277万3千人で、5月として過去最高を記録しました。一方、ドラッグストアにおけるインバウンド消費1店舗あたりの購買件数は前年同月比29.5%減少しました。減少の要因として中国EC法の施行により、日本で購入した商品を転売しにくくなった影響が考えられます。1レシートあたりの購買単価は前年同月比8.7%増の16,587円で、2019年2月から4か月連続の16,000円超えを記録しました。購買件数は減少している一方、ドラッグストアでは比較的単価の高い化粧品が好調だったことや、購買個数の増加などで購買単価は上昇しています。今後、インバウンド消費拡大のためには、訪日観光客のドラッグストアへの来店促進などの施策がより求められていくと考えられます。

売上個数上位30位以内で最も多くランクインしたアイテムはフェイスマスクです。4メーカーから6商品がランクインしています。マスクは前年5月にも5商品がランクインしており、紫外線による肌ダメージが気になる夏本番に向けて、さらに売り上げを伸ばすのかが注目されます。

■「オスカル 密着マスク」が初めてランクイン
当月初めてトップ30にランクインしたのは「ベルサイユのばら オスカル&ロザリー・ラ・モリエール密着マスク」です。池田理代子の漫画「ベルサイユのばら」に登場する主人公オスカルとロザリーが描かれた金色のパッケージが印象的なフェイスマスクです。金が配合され1枚400円前後とランクインしている他のシートマスクと比べ高価格です。3商品がランクインしたフェイスマスク「プレミアムプレサ ゴールデンジュレマスク」シリーズのパッケージにも金色のジュレが描かれています。「ベルサイユのばら オスカル&ロザリー・ラ・モリエール密着マスク」が初ランクインしたのは中国人が好む金色をパッケージに使用したことも、ひとつの要因と考えられます。

〈当調査におけるインバウンド消費の定義〉
全国のドラッグストアにおける店舗情報をベースに、「銀聯カードが利用可能」「外国人観光客が多く集まる観光エリア」など複数の条件から「インバウンド店舗」を設計しています。その「インバウンド店舗」の購買情報をもとに、「1レシートあたりの購入金額が5,000円以上(免税対象)」の購入といった条件によってインバウンド消費を特定し、分析を実施しています。

〈インバウンド消費 実売動向レポートについて〉
データマーケティングの株式会社True Dataが毎月月末に発行しているレポート。2016年6月に発売がスタートしました。2019年5月のデータを掲載した「インバウンド消費 実売動向レポート <ドラッグストア> vol.38」は、下記ホームページより、レポートの一部を無料でダウンロードいただけます。

https://www.truedata.co.jp/inbound/
価格:年間購読版 月額83,000円(税別)

<報道関係者様からのお問合せ先>
株式会社True Data  〒105-0012東京都港区芝大門1-10-11芝大門センタービル4階
広報課 TEL:03-6430-0721/E-mail:pr@truedata.co.jp