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食品スーパーでドリンク類、ドラッグストアでは農産珍味の売り上げUP
~ ドラッグストア、食品スーパーマーケット 2021年5月の伸長カテゴリを発表~

ビッグデータマーケティングの株式会社True Data(トゥルーデータ/本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之) は、当社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2021年5月の消費動向を発表します。ドラッグストア1店舗あたりの購買金額は、前年同月と比べ2.1%減少、食品スーパーマーケットは4.0%減少しました。コロナ前の2019年と比較すると購買金額はドラッグストアでは0.7%減少、食品スーパーマーケットは6.1%増加しています。食品スーパーマーケットの売り上げは、前年に1度目の緊急事態宣言に伴う外出自粛で増加していたため当年は前年割れとなりましたが、コロナ前(2019年)との比較では増加しています。外食の機会が減少したことによる生活の変化があらわれているようです。

■ドラッグストア
・全国ドラッグストアにおける2021年5月の1店舗あたりの購買金額は、前年同月比2.1%減少しました。
・客数をあらわす1店舗あたりのレシート枚数は前年同月に比べて7.4%減少しました。一方、1レシートあたりの購買金額は5.7%増加しており、1回の買い物でまとめて購入する傾向がうかがえます。

〈カテゴリ別 対前年伸び率ランキング〉
・前年(2020年)と比べ、最も売り上げを伸ばしたのは「農産珍味」(むき栗、ナッツ、干しいもなど)で、前年同月比36.7%増でした。おやつや、おつまみの需要が増えているようです。
・2番目に売り上げを伸ばした「メイク落とし」は、前年同月と比べ29.9%増加しました。2019年比では4.0%増加しており、コロナ前の売り上げ水準に戻ってきています。

■食品スーパーマーケット
・全国食品スーパーマーケットにおける2021年5月の1店舗あたりの購買金額は、前年同月比4.0%減少しました。
・客数をあらわす1店舗あたりのレシート枚数は前年同月に比べて2.0%増加しました。前々年の2019年と比べると4.9%減少しており、コロナ前と比べて来店回数を減らしている様子がうかがえます。
・1レシートあたりの購買金額は前年同月と比べて5.8%減少しました。前年5月は食料品の買いだめが話題になっており、前年の数値が高かったことによる反動減です。2019年同月比では11.6%増加しており、コロナ前と比べると1回の買い物でまとめ買いをする傾向が出ています。
〈カテゴリ別 対前年伸び率ランキング〉
・当月1位の「ビネガードリンク」は、前年同月と比べて34.7%売り上げを伸ばしました。
・「歯ブラシ」が前年同月比25.7%増、「歯磨き」は23.4%増と、お口のケア商品が前月に続き好調です。
・「猫フード」が前年に比べ18.5%増加し、5位にランクインしました。

〈2021年5月の集計データについて〉
・数値…小数点以下第二位を四捨五入  
・カテゴリ別伸び率ランキング…生鮮・惣菜カテゴリ及び、カテゴリ名に「その他」を含むものを除外し、1店舗あたり200個以上売れているカテゴリを集計
・データ抽出日…2021年6月21日
・全国ドラッグストア、食品スーパーマーケットのPOSデータをもとに統計化した購買データで集計しています。データには店舗・個人を特定する情報は含まれていません

データ出典:True Data

■ 「新型コロナウイルスで変化した購買行動分析レポート」について
日用消費財メーカー企業を対象に、新型コロナウイルスの流行による消費の変化について、ドラッグストア・スーパーマーケットの購買金額、カテゴリ別などのデータをまとめた月次レポート「新型コロナウイルスで変化した購買行動分析レポート」を提供しています。
本レポートの抜粋版(ドラッグストア版)はこちらからダウンロードいただけます。
https://www.truedata.co.jp/combat_covid19_report/