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インフルエンザは早期流行入り!11月の消費は「冬モード」へ


~食品スーパーマーケット、ドラッグストア 対前年伸び率TOP20カテゴリを発表【 2025年11月 】~


ビッグデータプラットフォームを運営する株式会社True Data(トゥルーデータ/本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之、証券コード4416)は、当社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2025年11月の売り上げ伸長カテゴリを発表します。


厚生労働省は10月3日、インフルエンザの全国的な流行入りを発表しました。これは過去20年間で2番目の早さとのことです。この早期流行の影響か「マスク」や、「スポーツドリンク」の売り上げが大きく伸長しました。


年末は「10年に一度」レベルの高温が予想される一方、年明けからは一転して真冬の寒さが到来するとの見込みを気象庁が発表しました。この激しい寒暖差が、今後の消費動向にどのような影響を及ぼすか注目されます。

■カテゴリ別伸び率ランキングTOP20

■例年より早くインフルエンザが流行 マスク、スポーツドリンクが伸長

10月より流行が始まったインフルエンザは、11月に東京都が「警報レベル」を発令するなど、例年よりも早いペースで感染が拡大しています。ドラッグストアでは、感染対策の代表的なアイテムである「マスク」の売り上げが前年同月比9.2%増を記録。また、発熱時の水分補給としても重宝される「スポーツドリンク」は、ドラッグストアで同9.8%増、食品スーパーマーケットでは同13.9%増と、大きく伸長しました。

■冬物商材が伸長

11月後半から急激に冷え込んだためか、寒くなると売り上げが伸長する商材が好調でした。食品スーパーマーケットでは「使い捨てカイロ」「ココア」、ドラッグストアでは「ボディローション・クリーム」「ハンドクリーム」の売り上げが伸長し、寒さや乾燥対策商材を求める消費行動が見られました。

■トマトジュースの売り上げが伸長

「トマトジュース」の売り上げが好調です。食品スーパーマーケットでの売上金額は前年同月比30.4%増加しました。健康意識の高まりに加え、生鮮トマトの価格高騰が続いていることによる代替需要も要因と推察されます。

■米はスーパーマーケットより単価の安いドラッグストアで伸長

「米」の購買動向において、食品スーパーマーケットとドラッグストアの間で顕著な差が見られました。平均価格の上昇に伴い、両チャネルとも売上金額は伸長しているものの、売上個数では大きく違いがありました。食品スーパーマーケットが前年同月比10.1%減となった一方で、ドラッグストアは同16.9%増と大幅に伸長しました。当月の「米」カテゴリ全体の平均売価が、食品スーパーマーケットよりドラッグストアの方が低かった影響も考えられます。

〈2025年11月の集計データについて〉

  • 生鮮・惣菜カテゴリ及び、カテゴリ名の冒頭に「その他」を含むものを除外し、1店舗あたり200個以上売れているカテゴリを集計
  • 数値…小数点以下第二位を四捨五入  

データ出典:True Data

全国ドラッグストア、食品スーパーマーケットのPOSデータをもとに統計化した購買データで集計しています。データには店舗・個人を特定する情報は含まれていません。