流通用語:交叉比率

交叉比率

在庫と商品の効率を見るもので、商品への在庫投資がどれだけの粗利益をあげているかを示し、特に小売業において重要視される比率です。

交叉比率 = 粗利率 × 商品回転率

年間の目安としては下記の通りです。
200%以上:優   150~200%:良   100~150%:可   100%以下:不可

① 粗利15%で、月間1回転の場合、年間では12回転ですので、交差比率 = 15(%) ×  12回転 = 180 となります。
② 粗利 5%で、月間3回転の場合、年間では36回転ですので、交差比率 =  5(%) ×  36回転 = 180 となります。

これを見れば、①と②の交差比率は同じであると気付かれるでしょう。上記①、②からいえることは、粗利 5%の商品でも、月間3回転させれば利益は出てくるということです。