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ドラッグストア、食品スーパー 9月の伸長カテゴリを発表
~ドラッグストアで「冷凍麺」など、食品スーパーマーケットで「お茶漬の素」などの売り上げが増加~

ビッグデータマーケティングの株式会社True Data(トゥルーデータ/本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之) は、当社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2020年9月の消費動向を発表します。ドラッグストア1店舗あたりの購買金額は、消費税増税前の駆け込み需要があった前年同月と比べ18.8%減少しました。軽減税率の対象品目が多い食品スーパーマーケットでも、9月は前年同月と比べ0.3%減少し、1月以来のマイナスに転じました。

■ドラッグストア
・全国ドラッグストアにおける2020年9月の1店舗あたりの購買金額は前年同月比18.8%減少しました。9月は消費税増税前の駆け込み需要で前年の売上が高かったことから、大きな減少となりました。
・1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比9.6%減少、1レシートあたりの購買金額も10.2%減少しました。
・伸び率トップ10に冷凍食品が2カテゴリランクイン。「冷凍麺」が前年同月比約18%増加、「冷凍農産素材」が約16%増加しました。
・「殺菌消毒(指定医薬部外品)」は前年の約6倍、「マスク」は約5倍と引き続き売り上げを伸ばしています。
・健康意識が高まった影響か、伸び率3位に「ちくわ」、6位にカニカマが含まれる「かまぼこ」がランクインしました。魚のすり身を原料としたちくわや、カニカマは、時間や手間をかけずに食べられる高たんぱく商品として、注目されています。

■食品スーパーマーケット
・全国食品スーパーマーケットにおける2020年9月の1店舗あたりの購買金額は前年同月比0.3%の減少でした。1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比7.5%減少、1レシートあたりの購買金額は7.9%増加でした。買物の回数を減らして、まとめ買いをする傾向は続いています。
・9月も「マスク」の売り上げは前年の約11倍と、食品スーパーでも需要が継続しています。
・伸び率TOP10には、前月に引き続き、コンビーフ、焼き鳥などが含まれる「畜産缶詰」がランクインし、前年同月と比べ約26%増加、「お茶漬の素」は約25%増加しました。手軽に食べることができる食品が売り上げを伸ばしています。
・酒税法改正による10月からの税率変更を控えた「駆け込み需要」の影響か、9月は「リキュール類」が前年同月と比べ約19%増加しました。

〈2020年9月の集計について〉
・数値…小数点以下第二位を四捨五入
・カテゴリ別伸び率ランキング…生鮮・惣菜カテゴリ及び、カテゴリ名に「その他」を含むものを除外し、1店舗あたり200個以上売れているカテゴリを集計
・全国ドラッグストア、食品スーパーマーケットのPOSデータをもとに統計化した購買データで集計しています。データには店舗・個人を特定する情報は含まれていません(データ抽出日:2020年10月19日)

■ 「新型コロナウイルス影響下での購買行動分析レポート」について

日用消費財メーカー企業を対象に、新型コロナウイルス影響下におけるドラッグストア・スーパーマーケットの購買金額、カテゴリ別などのデータをまとめた月次レポート「新型コロナウイルス影響下での購買行動分析レポート」を提供しています。

本レポートの抜粋版(ドラッグストア版)はこちらからダウンロードいただけます。

https://www.truedata.co.jp/combat_covid19_report/