小売業とメーカー企業が一緒にグループワーク 
Dream主催セミナーに登壇

2019年7月17日(水)・26日(金)の2日間、一般社団法人ビッグデータマーケティング教育推進協会(略称Dream)※が小売業、メーカーの方向けに主催する「データマーケター養成講座 ~店頭売上を伸ばすためのデータ活用~」プレセミナーに、当社執行役員の越尾由紀とリテールマーケティング部の松永朋克が登壇しました。

このプレセミナーは、Dreamが提供するデータマーケター養成企業研修プログラムの一般公開に先立ち、カリキュラム、教材などのブラッシュアップを目的として開催されたものです。2回目となる今回のプレセミナーは、「データを実務の中でもっと活用していきたい、データマーケティングをきちんと学びたい方」を対象とし、ドラッグストアのトモズ様、メーカー企業のスタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニー様、ピジョン様、RIZAP様、ロート製薬様など、計10社22名様にご参加いただきました。

業界を超えたグループワーク

2回目となる今回のプレセミナーでは、座学に加えグループワークを実施し、小売業様と消費財メーカー様が一緒にデータを活用し、仮説立案からプラン検討まで行いました。

サンプルデータを使ったグループワークでは、参加者が4班にわかれ、トイレ用洗剤、レンジクリーナーなど11カテゴリの掃除用品について、トライアル率(購入率)とリピート率という二つの指数を自店舗と全国パネルを比較して読み取り気付いたポイントを発表していただきました。

「年末の大そうじ」をテーマに施策検討

続くワークでは、「年末大そうじ関連商品の売上増加施策」をテーマに、商品の購入タイミングや関連商品の購入実績データからペルソナ(顧客像)を考えました。さらにそれぞれの顧客タイプに対し、どのような施策を打てば売上を伸ばすことができるのか、最後のアクションまで検討しました。

各グループからは
「60代は年金支給日に購買金額が上がっており、カビ取り剤など徹底的に掃除するアイテムが売れている」
「30代、40代はクリスマスパーティを盛大にやって、12月最終週に一気に掃除をする傾向がある。その前の週にワンストップで買える売り場展開をエンドで展開すればいいのではないか」
など、さまざまなアイデアが発表されました。取り扱い商品を変えることは難しくてもアクションを変えることはできる―――ということを実感していただけたのではないかと思います。

参加した皆さまからは、
「流通業と消費財メーカーが一緒にグループワークができるカリキュラムは非常に勉強になった」
「この企業研修を導入したい」
といったご感想を多数いただきました。

当社はDreamへの参画を通して、データマーケティングの啓蒙と地域の消費活性化を支援してまいります。

一般社団法人ビッグデータマーケティング教育推進協会(略称Dream)は、地方創生には地域でデータをもとに企画、実行できる実務者としてのデータマーケターの存在が重要だと考え、その育成を目的に設立された一般社団法人です。