データ×データの発見クイズ ~常盤勝美のお天気マーケティング【番外編】~ 第8問

こたえと解説

こたえ ・・・ ウイスキー

アルコール飲料というと、ビール、発泡酒、清酒、果実酒、リキュール類、スピリッツなどが挙げられます。このうち、気温の影響を受けにくいとなると、ビールや発泡酒などは候補から外れます。6月半ば頃に売上の伸びる時期があるのは、父の日ギフト用の需要と考えられ、少し単価の高い種類が対象となることが想定できます。比較的単価の高いアルコール飲料として清酒や果実酒なども考えられますが、清酒は料理用の需要を含め、年末の売上の伸びがもっと大きく、また果実酒は本例のような父の日ギフト用の突出した売上はほとんど見られません。

※抽出データ                                  株式会社True Data「イーグルアイ」に搭載されている、「ウイスキー」カテゴリ(業態:スーパーマーケット、期間:2020年1月6日~2022年1月2日)の週次の購買指数(購買指数は週別購入金額の当該期間平均値を1としたときの比率)。

本ブログに対するご意見、ご感想、お問い合わせ等は、お気軽にこちら(https://www.truedata.co.jp/contact)までお寄せください。

株式会社True Data 流通気象コンサルタント 常盤 勝美
〈プロフィール〉
大学で地球科学を学び、民間の気象会社で約20年にわたりウェザーマーチャンダイジング関連サービスに従事。2018年6月、True Dataへ入社し、気象データマーケティングを推進。著書に『だからアイスは25℃を超えるとよく売れる』(商業界)など。気象予報士、健康気象アドバイザー、地球温暖化防止コミュニケーター。