データ×データの発見クイズ ~常盤勝美のお天気マーケティング【番外編】~ 第7問

こたえと解説

こたえ ・・・ 砂糖

お盆休み及び年末とは別に見られる5~6月の売上の高まりは、梅酒づくり用の需要に対応したものです。青梅が1㎏程度入れられる標準的な梅酒づくり用容器で梅酒を作るとき、一般的なレシピではだいたい1㎏前後の砂糖を使うとしています。この時期、梅酒用青梅が出回り、梅酒づくりをする家庭の割合が増えるため、通常とは大きく異なる高い売上水準になります。

なおそれ以外の時期も、砂糖は煮物料理によく用いられるため、煮物料理を作る機会が多い冬場のほうが夏場よりも消費量がやや多くなる傾向があります。

※抽出データ                                  株式会社True Data「イーグルアイ」に搭載されている、「砂糖」カテゴリ(業態:スーパーマーケット、期間:2020年1月6日~2022年1月2日)の週次の購買指数(購買指数は週別購入金額の当該期間平均値を1としたときの比率)。

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株式会社True Data 流通気象コンサルタント 常盤 勝美
〈プロフィール〉
大学で地球科学を学び、民間の気象会社で約20年にわたりウェザーマーチャンダイジング関連サービスに従事。2018年6月、True Dataへ入社し、気象データマーケティングを推進。著書に『だからアイスは25℃を超えるとよく売れる』(商業界)など。気象予報士、健康気象アドバイザー、地球温暖化防止コミュニケーター。