流通用語:分散【variance】

分散【variance】

集団に含まれる個々の量的データとその平均値との差を求め、それの2乗をすべて合計する。その値をデータ個数で割算したものをその集団における分散と呼んでいる。なお、イエス・ノー回答のような質的データでは、イエスを1、ノーを0として分散を計算すると上よりも簡単な式となり、イエスの割合とノーの割合を掛算した値で分散が表される。数値例は次のとおり。年齢25歳、28歳、34歳の3人を考える。平均年齢が29歳であるから年齢の分散は{(25-29)2+(28-29)2+(34-29)2}÷3=14。また、30%の世帯がある商品を使用しているとすると、使用、非使用の分散は、0.3×(1-0.3)=0.21。