データ×データの発見クイズ ~常盤勝美のお天気マーケティング【番外編】~ 第25問

こたえと解説

こたえ ・・・ A:蚊取り線香 B:蚊取りマット・リキッド

大都市部を中心に、戸建てでなくマンションに住む家庭の割合が多くなっていることから、火を使い煙が発生する蚊取り線香よりも、蚊取りマット・リキッドの方が売上規模が大きくなっていることが推測されます。

また蚊取りマット・リキッドは、本格的な蚊のシーズンが始まる前から買い揃える家庭も多いことでしょう。蚊取り線香よりも買物指数の増えていく時期が早いことが考えられます。一方、効果の持続する期間が長い特徴をもつ商品もあるため、暑さのピークを過ぎてからは、蚊取り線香よりも早く買物指数が減っていくものと考えられます。

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※抽出データ                                  株式会社True Data「ドルフィンアイ」に搭載されている、「蚊取り線香」、「蚊取りマット・リキッド」及び「リップクリーム」カテゴリ(業態:ドラッグストア、期間:2021年1月4日~2023年1月1日、データ抽出日2023年1月10日)の週次の買物指数(買物指数は来店者100万人における購入金額を示す独自の指標)。

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株式会社True Data 流通気象コンサルタント 常盤 勝美
〈プロフィール〉
大学で地球科学を学び、民間の気象会社で約20年にわたりウェザーマーチャンダイジング関連サービスに従事。2018年6月、True Dataへ入社し、気象データマーケティングを推進。著書に『だからアイスは25℃を超えるとよく売れる』(商業界)など。気象予報士、健康気象アドバイザー。