データ×データの発見クイズ ~常盤勝美のお天気マーケティング【番外編】~ 第23問

ヒント1

今回はまず、時系列グラフの縦軸を見てみましょう。購買指数1が、データ対象期間の売上平均値です。この期間の指数は最大1.7程度、最小でも0.7程度と、季節による売上変動の幅はそれほど大きくありません。秋の9~10月頃に売上のピークを示す山があり、この時期がこの野菜の旬の頃である可能性はありますが、それ以外の季節でも比較的多く取り扱われているようです。

また年末にも売上が突出していますので、年末あるいは正月料理にもよく使われる野菜のようです。

ヒント2

散布図で気温と売上の関係を見ると、全体的には気温が高いときよりは低いときのほうが売れているようですが、気温が低ければ低いほど売れているかというと、必ずしもそうではないようです。最も寒い時期は年間の平均的な売上水準と比較してやや高い程度です。一方、おおむね20~30℃の温度帯の時期のうち、秋は売上が大きく伸びるものの、春は売上の伸びがほとんど見られません。

つまり、年末~正月とは別に、秋の9~10月頃を中心によく食卓に登場する料理メニューに使われる食材と考えるのが妥当です。

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