【当社社員が語る!】はたしてフレーバーブランディングの効果は!? SNSデータとID-POSデータを組み合わせてわかった3つのこと From Designers Eye

データマーケティング部の竹村です。当社社員が語る!シリーズでは3回目の登場になります。最近気になったニュースですが、1月下旬にワールドビジネスサテライトで 「冬アイス」の特集があったそうです。

私はアイスを食べない人間なのですが、社内のヒアリングの結果なんと冬でもアイスを食べるとのこと!私にはまったくもって理解できないのですが(笑)、世の中の需要はどうなっているかを調べることがデータ屋の性!ということでまずはアイスの種類による季節性を検証してみます。

12月に伸びるアイスそれは「プレミアムアイス」

アイスのカテゴリは、乳脂肪分の高い「プレミアムアイス」、箱入りなどの「ファミリーアイス」、その他単品の「パーソナルアイス」の3つに分かれています。まずは、それぞれのカテゴリが1年を通してどのように推移しているのか見てみましょう。

・・・なんと!18年12月に金額シェア急激に上がったカテゴリが「プレミアムアイス」カテゴリ。こちらは春先~夏場にかけて落ち込み、8月から徐々に立ち上がり12月に急激に上がるという傾向のようです。冬アイスということで、まさに「プレミアムアイス」カテゴリに着目し記事を探していたところ、以下のような記事を発見しました。

【VOCReport】「アイスクリームは冬に売れる」の実態を、ハーゲンダッツへのつぶやきから検証 (CREMU DESIGN)

CREMU DESIGNによると18年10月以降にハーゲンダッツがSNSを活用した期間限定商品やキャンペーンの告知を行っており、告知期間中のツイートが爆発的に増加し、消費者が反応しているとのことでした。今回は前回同様ツイートが集中している期間とツイートが落ち込んだ後で購入者の年代に着目していきます。

和みあずき:若年層の購入しやすい時期に違いあり!

CREMU DESIGN の分析によると10月15日週、10月29日週、12月3日週の計3期間でツイート数が増加したとのことでした。今回はこの3期間の中で限定発売の告知をしていた10月29日週と12月3日週に着目します。

まずは10月29日週です。この期間には「和みあずき」というフレーバーが期間限定発売されており、フォロー&リツイートキャンペーンを実施していたようです。

CREMU DESIGN調べ

ツイートが増加した10月29日~10月31日と、ツイート件数が落ち着いた11月1日~1月31日で「ハーゲンダッツ ミニカップ『和みあずき』」を「購入しやすい年代」(※)に違いがあるかを検証しました。
※各年代の購入者構成比÷各年代の来店者構成比で算出(考え方については、前回の記事をチェック!)

2期間共に最も購入しやすい(100%を上回る)年代は50代後半でした。ですが、ここで私が着目した年代は赤枠の20代後半~40代前半です。この年代は10月29日~10月31日のツイートが増加した期間は購入しやすく(=100%を上回り)、11月1日~1月31日は購入しにくい(100%を下回る)という傾向が把握できました。ここからは推測ですが期間限定商品の情報をSNSで発見し、1度は購入したがその後は購入しない人が多かったのでしょうか?

カスタードプディング:時期によらず若年層が購入しやすい

次に12月3日週です。この週には「カスタードプディング」の期間限定発売開始の告知がツイートされていました。

CREMU DESIGN調べ

ツイートが増加した12月3日~5日と、12月6日~1月31日の2期間で「ハーゲンダッツ ミニカップ『カスタードプディング』」を購入しやすい年代を比較してみます。

すると先ほどの「和みあずき」とは異なり、「期間によらず購入しやすい年代は購入しやすい」ことが把握できました。特に20代は両期間いずれも購入しやすく、他年代と比較しても非常に購入しやすい傾向にあります。若年層向けのフレーバーが要因になり、期間限定発売告知から時間が経過しても購入する若年層が多いことがうかがえますね!

まとめると以下のようになります。

  • アイスカテゴリ中「プレミアムアイス」だけは、夏より冬の売上が大きい
  • 「和みあずき」の発売タイミングで購入しやすい年代は20後半~40代前半。ただし、時間が経過すると購入しにくい。
  • 「カスタードプディング」は期間限定発売告知の時間経過に関わらず、20代が購入しやすい。

今回は「和みあずき」の結果に驚きました。 比較的年齢層が高いフレーバーという印象だったため、ツイートが増加した期間であったとしても若年層はあまり購入しないのではないかと思っていたのです。さらに年代別に通年商材の売れ筋と期間限定品で購入しやすい年代の比較を行うことで、SNSで情報発信を行うターゲットの選定やフレーバー展開の意思決定に活かすことが出来そうです。

このように、今まで以上に短期間で実施した施策についての検証を行うことが出来ることも弊社が所有するID-POSデータの強みであり、SNSデータと組み合わせることで、より詳細な仮説を構築することが出来ます!今回はID-POSデータとSNSデータを合わせた分析のみでしたが、Designers EyeではID-POSとSNSを掛け合わせて、データ分析に基づいたパッケージの提案までを一気通貫で行うソリューションです。ご興味のある方はぜひお問合せください!