合同記者懇親会で当社気象予報士が語った「気候と消費の意外な関係」 とは

10月14日(木)、当社を含む4社合同主催で、オンライン記者懇親会を開催しました。参加企業は、SNSマーケティング支援を行うテテマーチ、時短の派遣サービスなどを運営するビースタイル、24時間お医者様に相談ができるアプリを提供しているリーバー、そして全国のスーパー・ドラッグストアの購買データを軸に様々なデータを掛け合わせたデータマーケティング支援を行う当社True Dataの4社です。

今回当社から登壇したのは、なんと「気象予報士」。いま、朝の某ドラマで、気象予報士の主人公が気象情報を活用し、様々なビジネスや社会課題解決のために奮闘する様子が話題となっていますよね!実は当社にも気象予報士の社員がおり、気象データと購買データを掛け合わせて様々な発信をしています。今回のブログでは、当社の気象予報士、常盤勝美(流通気象コンサルタント)がお話しした内容を一部ご紹介いたします。


■鍋つゆは「寒ければ寒いほど売れる」わけではない⁉

寒くなると食べたくなる「鍋つゆ」。一番売れる時期はいつ頃だと思いますか?初雪が降ることも多い 12月?それとも、一段と寒さの厳しい1月?

実はスーパーマーケットにおける「鍋つゆ」の週次の購買データと最低気温のデータを合わせると、意外な事実がわかります。そのグラフがこちら。

なんと、売上のピーク週は11月であることがわかります。グラフを見ると、1月、2月の方が気温が低いのに、なぜでしょうか?その理由を示すのが、次のグラフです。

鍋つゆの売上は、絶対的な気温の低さよりも、「前の週よりどれだけ下がったか」を示す最低気温の「前週比」が関係しているのです。

このほか、「アイスコーヒーとホットコーヒーが切り替わる温度は何℃か」、「冬アイスのデータ分析」など、気象データと購買データでわかることをご紹介しました。このように様々な関係をデータで読み解くことで、今まで見えていなかった真実が見えてきます。

常盤は次のように語りました。

「気象データと購買データをもっと活用することで、企業にも消費者にもハッピーな未来をつくることができると考えています。気象変動、自然災害が問題となっている今の時代、ビジネスにも地域の暮らしにも、気象データ活用の重要性はさらに高まってゆくでしょう。」

このほかにも、当社は購買データを軸に様々なサービスを展開しています。多くの方がデータを使って課題解決に向かうことができるよう、今後も持続可能な社会の仕組み作りに貢献してまいります。

※データ活用にご興味のある方は、ぜひ当社へお問い合わせください。

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