2021年サマーインターンシップ 機械学習コンペティション開催にあたり

サマーインターンシップ、機械学習コンペティション開催にあたり当社データサイエンティストチームを率いる烏谷にインタビューを実施いたしました。

**プロフィール  烏谷 正彦**
●アクセンチュアにて10年以上、小売業・メーカー・通信業・金融業などの事業戦略・CRM戦略などのコンサルティング業務に従事
●2015年株式会社True Dataに入社
●データサイエンティストとして、ビッグデータやAIを用いたアナリティクスの提供し、デジタル経営の推進を行う
●ビッグデータの社会課題解決に対しての活用を目指し、大学院にて修士号を取得
●「社会課題の解決に向けた民間ビッグデータ活用の提言」は優秀論文として表彰

機械学習コンペティション開催にあたり

電気、水道、ガスにつぐ第4のインフラが情報ネットワークと言われていますが、情報データは世の中の第5のインフラになると考えられます。

しかし、データは使用方法を理解していないと使いこなせません。データを使いこなす一つの手段として機械学習があります。

機械学習とデータで様々な社会課題解決に役立っていきます。今回当社が主催しますインターンシップでは、データを使いこなすための機械学習にチャレンジしていただきたいと考えています。

アナリティクス・ソリューション部(データサイエンティストチーム)の魅力を教えて下さい

ビジネスの幅と奥行が年々広がっていることが一つの魅力です。

ビジネスの奥行として、以前は製造業(メーカー)・小売業向けのデータ集計・分析が中心でしたが、ここ数年でAI・機械学習を使用したソリューション導入が増えており、部内でも様々なメンバーが機械学習領域にチャレンジするようなりました。

また、ビジネスの幅では、製造業(メーカー)・小売業に限らず、あらゆる産業や国・自治体、地域、教育機関など、幅広い領域でのお取組みが増えています。例えば、学校等教育向けプログラムにおいて以前は単発での取り組みも多かったですが、現在では、産学連携した半年間の教育プログラムを実施するなど、メンバーが講師として登壇する機会も増えてきました。

このように一人一人が実力を伸ばし、様々な領域へ幅を広げることを大切にしています。その結果、総和としてチームの力を伸ばしていきたいと考えています。

新卒採用を開始して3年、現在1~3年目の新卒メンバーが在籍していますが、1年目から即戦力として活躍しています。毎年新しいメンバーが加入することで、前年とは違った業務にチャレンジし、専門的なスキルも伸ばしていく、新卒メンバーが成長し様々な領域にチャレンジできる土台が出来上がってきています。

機械学習コンペティション インターンシップを実施する背景

Kaggleを始めとしたデータコンペティションが広まっており、学生のうちから自身の実力を試す機会に挑戦し、高い成績を収めている方も出てきています。

また、コンペティションに参加されない方でも、機械学習のスキルを、学生から身に着けている方が増えてきています。当社でも、社内外で機械学習活用機会が増加傾向の中、様々なビジネスの課題解決に学生の皆さんが磨いてこられた機械学習のスキルを駆使していただきたいと考えています。

機械学習コンペティションインターンシップの魅力

当社が保有している実データを使うことが一番の魅力です。

コンペティション用に用意されたものではない、実際のデータを使用し、精度の出方や評価も実務に即した形での課題に対して取り組んでいただきます。

学生へのメッセージ

コンペティションに参加いただくことは、学生の皆さんにとって機械学習の一つの貴重な経験値になります。

機械学習を使った仕事は画像データや自然言語データなど一見華やかなイメージですが、実務ではテーブルデータを扱う業務がメインです。様々なデータに触れることで、知見が広がるきっかけにも繋がります。

また、Googleのクラウド環境を使うのも良い学びになるのではないでしょうか。クラウドからデータ引き出し、分析していく工程なども体験していただけます。

実務の分析環境を使用し、機械学習で課題を解決する、このコンペティションに是非チャレンジしてみてください。