データ×データの発見クイズ ~常盤勝美のお天気マーケティング【番外編】~ 第13問

ヒント1

基本的には夏に売上が高く、冬に売上が低いというグラフになっています。ただし、売上が高まる夏の間、時期によってちょっとした売上の上下があります。散布図で見ると、売上の季節性に対応して、プロットは右肩上がり(つまり気温が高い時に売上も高い)の形になっています。ただ、6~7月頃、売上が一時的に下がることがあるようです。

なお、散布図の形がドーナツのように真ん中部分が空洞になっています。これは売上の季節性が強い商品に見られる典型的なパターンです。売上のピーク期に向かっている間は、買い揃え需要・準備需要もあって、売上水準は高くなります。一方売上のピークを過ぎ、売上が減っていく時期は、同じ気温水準でもピークに向かっていく間に比べて売上水準がかなり低くなります。

ヒント2

細かく見ると、2020年のデータと2021年のデータとで、売上がピークを迎えた週に違いがあります。

この2年の7月、8月の天候をそれぞれ振り返ると、下表の通りです。単純に気温だけに連動して売上が上下する感じではないのかもしれません。

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