データ×データの発見クイズ ~常盤勝美のお天気マーケティング【番外編】~ 第29問

こたえと解説

こたえ ・・・ さんま

今回は比較的簡単な問題でしたでしょうか。秋の味覚の代表、さんまが答えです。海産物の売上は、海流や海水温の状況による影響を受けやすい特徴があります。地球温暖化に対応した海水温上昇(生息環境の変化)や、海外での海産物需要の拡大など複合的な要因から、特にさんまは近年、年による漁獲量のばらつきが大きくなっています。毎年8月~10月頃にかけて、秋の味覚の代表格としてさんまを展開する小売店では、供給の不安定さから年々売場の規模が縮小傾向と聞きます。とはいえ、データを見るとやはりさんまは秋に売上を大きく伸ばしていて、秋を代表する海産物といって間違いないでしょう。

※抽出データ                                  株式会社True Data「イーグルアイ」に搭載されている、「鮮魚_丸物_丸物さんま」カテゴリ(業態:スーパーマーケット、期間:2021年12月6日~2023年12月3日、データ抽出日:2023年12月19日)の週次の購買指数(購買指数は週別購入金額の当該期間平均値を1としたときの比率)。

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株式会社True Data 流通気象コンサルタント 常盤 勝美
〈プロフィール〉
大学で地球科学を学び、民間の気象会社で約20年にわたりウェザーマーチャンダイジング関連サービスに従事。2018年6月、True Dataへ入社し、気象データマーケティングを推進。著書に『だからアイスは25℃を超えるとよく売れる』(商業界)など。気象予報士、健康気象アドバイザー。